2002年
3月17日(日)号
Sunday, March 17, 2002
信頼のリース
ORIX

KL日本人会ソフトボールリーグ第7戦(対シルバー)は、JalanJalanの不戦勝という結果になった。同日開催されるF1グランプリの観戦にナインをほとんど奪われ、メンバーが集まらなくなったため、シルバーは事前にJalanJalan幹事長に対し、「棄権」を通達、審判団の裁定の元、規定通り、10対0でJalanJalanのコールド勝ちが宣言された。元来、炎天下正午からのダブルヘッダーという過酷なスケジュールに、コンディションをどう調整していくか悩んでいたJalanJalanだけに、試合当日前の「不戦勝確定」は、その悩みをも払拭、運も味方につけたチームメンバーは、第2試合勝利に照準を合わせて行ったのである。

その 第8戦(ダブルヘッダー2試合目)は、ベアーズとの対戦。当日は、ベアーズ側もダブルヘッダー2試合目であったが、JalanJalanと違い、1試合目をきっちり戦っている。その試合終了後まもなくのプレイボールで、表情には疲れが浮かんでいた。結果は初回から打者一巡で7点を奪ったJalanJalanが終始リードし、5回表、ベアーズの攻撃終了時に10点差以上をつけ、コールド勝ちを収めた。これでJalanJalanは開幕戦から8試合を戦い、7勝1分けと負け知らず。リーグ唯一の無敗チームとして、単独トップを死守、悲願のリーグ優勝に向けて再び駒を一歩進めた。
残り試合は3試合となった。


ダブルヘッダーの一試合をタナボタで勝利しただけに、ベアーズ戦の取りこぼしは許されない。ナインの気を引き締めるためにJun主将もいつも以上に気合を入れる。
初回の7点は順調に得点したが、その後、打線がつながらず、ポップフライも目立つ。守備にもちぐはぐさが出てリズムに乗れない。「ちょっとダレてんじゃない?今日のJalanJalan・・・」と不満の声を漏らすマネージャーのとがり。

試合終了後、直ちにダマンサラプレスセンターにて恒例のMVP選考会が行われ、2打数2安打2本塁打とベアーズ速球投手を見事に打ち崩した相馬が初めて受賞した。相馬は新人として入団後、わずか3試合目の記録的なスピード受賞となった。2本塁打は同チーム志村も放っていたため、投票では決選投票となったが、印象的なフィールディングで美技を見せた相馬と印象的なショート後方フライ落球の志村の「印象差」が当落を分けた形になった。

JalanJalan vs ベアーズ (02/3/17)
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 合 計
ベアーズ 0 0 1 1 0     2
JalanJalan 7 2 4 0 X     13

1回表、ベアーズ、ポテンヒットなども含めた連打で、2、3塁とランナーを進めるも、落ち着いた梅原の投球と堅い守りで得点を許さず。その裏、志村、松原、久しぶりのアベックホームラン他、打者一巡で一挙7点を挙げたJalanJalanが試合の主導権を握る。その後も守りでは3回、4回の1点ずつとベアーズ攻撃を最小限に抑えながら、JalanJalanは着実に加点、3回裏終了時に13対1と大差をつけ、コールド勝ちへなだれ込む試合展開となっていった。4回裏はクリーンアップ、志村、松原、池内の三者凡退となったが、5回表、ホームラン性の当たりを松原が走りこみながら見事に好捕。裏の攻撃を待たずにコールド、試合終了となった。



対ベアーズ戦のJJ打線

櫻井 小澤 志村 松原 池内

宮田 相馬 櫛山 梅原

守備 選手名 打数 安打 本塁打 四死球 盗塁 通算打率
1 中堅 桜井 2 1 0 1 1 620(29-18)
2 三塁 小澤 3 0 0 0 0 542(24-13)
2 一塁 川又 0 0 0 0 0 666( 3- 2)
3 遊撃 志村 4 2 2 0 0 667(27-18)
4 左翼 松原 4 2 1 0 0 652(23-15)
5 捕手 池内 4 2 0 0 0 562(16- 9)
6 右翼 宮田 3 2 0 0 0 520(25-13)
6 二塁 一元 0 0 0 0 0 286( 7- 2)
7

二塁
/右翼

相馬 2 2 2 1 0 500( 4- 2)
8 一塁
/三塁
櫛山 2 2 0 0 0 692(13- 9)
9 投手 梅原 2 2 0 1 0 666(24-16)
ベアーズの投手は、ウィンドミル投法の速球投手であった。速球相手となると、打線に切れ目ができやすいJalanJalan。小澤が終始、タイミングが合わなかったのに対し、志村、相馬はカモにした。この投手への相性がはっきりと表れた。この試合の本塁打は合計5本と、JalanJalanにしては多いが、3番志村からと、7番相馬からの二つのクリーンアップが事実上存在した形になったことが左の記録から明確に見て取れる。この二つのエンジンがこの試合の勝因と見ていいだろう。


いやー、しかし、驚きましたねぇ、シルバー。試合を棄権する理由が「ナインがF1を見に行っちゃうから」ですか。そんなのアリですかねぇ、そんなの。でも、ちゃんと理由を伝えてくるところが正直でいいじゃないですか、憎めませんね、シルバー。まあ、不戦勝の試合の話でこんなに場所使っちゃいけませんね。重要なのは2試合目、対ベアーズ戦です。私が不思議だったのは一試合戦った直後のベアーズに対し、なぜかJalanJalanも同じくらい疲れていましたね。ゲームの前に本気で練習やりすぎですね。ウォーミングアップでいいんで、馬鹿みたいにカラダ動かしゃいいってもんじゃないんです。特に正午、炎天下なんですから。しかし、それを差し引いたとしても、今日は打撃、守備とも好調のJalanJalanとはとても言い難い試合運びでした。ウィンドミルの速球投手相手に、むきになって左に引っ張る打撃が多かったし、いつになく外野への凡フライも多かった。優勝を狙うチームならば、勝てばいいという試合からは卒業していかなくてはならない、どう勝つかが大切になってくるんですね。ところで、この試合のMVP当落を分けた、相馬選手と志村選手。その分かれ目となった決定的な瞬間が撮れてますね、これ。ピッチャーのはじいた球をうまくさばいてアウトにした相馬選手(写真右上)に対して、ショート後方のフライに追いつきながら、惜しくもポトリと落とした志村選手(写真右下)。どうも先月の試合の尾を引いているのか、ちょっと不運とも言えますね。そういう人生なんでしょうか。さて、リーグ戦もいよいよ終盤に入ります。JalanJalanの対戦もあと3試合ですね。この終盤を気負わずに平常心で戦い抜くこと、これがなかなかプロでも難しい。JalanJalanは数字の上では、一敗しても単独首位を守れる計算ですが、そんなことを考えてはいけません。いつもの通り、全力でひとつひとつぶつかっていくこと。これが勝利への道なのです。


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