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ゲーム禁止

明日28日が千朝の誕生日ということで、先週末土曜日に家族が集まって誕生日会をした。

その席でもうすぐハルキ(6歳児)の誕生日だという話題から甥っ子のケンが

「任天堂スィッチを買ってあげようか?」

と言った。
ハルは当然喜ぶのだが、その様子を見てケンが

「あ、待って。そういうのは買ってあげてもいい家庭なの?」

と母親である千朝に訊いた。

ケンはオイラのカミさんの双子の姉貴の息子だが、父親がゲームの類を一切禁止していたので親からのプレゼントはもちろん、親類知人からのプレゼントも許されない家庭で育って来たからだ。
オイラはケンに

「子ども時代に家庭内でのゲームを一切禁止されたことで、ここまでの人生で『まあ、そのお陰で・・』というメリットは何だった?」

と尋ねてみるとケンは

「無い」

と即答した。

「周りへの妬みや羨み、それから父親への憎しみが残るだけ」

「でもその時間で本を読んだり勉強したりは?」

「全くしなかった。ここまで生きてきて振り返っても何も無い」

と言い切った。

一切を禁止して抑え込むのではなく、メリハリやケジメというものを教える機会と捉える方が良いのかも知れないね。

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