3月7日にロシアでの営業継続を発表し、各方面から批判を浴びて3日後に慌てて営業停止に切り替えたユニクロの対応に世界的な不買運動まで起こっているらしい。
SNS上のハッシュタグ「#boycottUniqlo(ボイコットユニクロ)」には、海外の消費者から、
《人間の悲惨さの前でのあなたの欲望は私をウンザリさせます》
《私の家族はユニクロから購入しなくなります。安くてかっこいい商品。しかし、道徳的なコストの価値はありません》
《恥を知れ。人権の観点はありません。ユニクロにとっては儲かるだけが大事》
《ユニクロがまだロシアにいるのはなぜですか? 私は今あなたをボイコットしています》
といった批判が上がり、営業停止発表後も、
《ユニクロがロシアでの事業停止しますってやつ、ダサすぎる。戦争反対なら最初から停止しとけや》
《ロシアの前にウイグルの問題もありましたよね。名ばかり管理職の問題もありましたよね。口では色々耳触りの良いことをいえるが、これらを考えたら利益優先な社風が見て取れる》
《今さらロシアでの事業を一時停止しても顧客の印象は変わりません。ウイグル人の強制労働と共にますますファストリ、柳井さんの印象が悪くなりましたね》
《ロシアでの販売辞めたのは、ルーブル払いで収益化が出来ないからか。ほんと金の亡者だな。二度とユニクロでは商品は買わない》
《批判殺到で強気姿勢を貫けなかったんだね。無様だね。言い訳も聞き苦しい》
《ユニクロは信念のない企業だったということ。どれだけ批判されようが自分たちの言ったことに信念があれば事業を継続し続ければよかったのに、これでは批判され続けた結果営業停止に踏み切ったとみられかねません》
《ロシア事業継続発表時には「衣料品は生活必需品だから撤退しない」と言っていた。柳井氏の言うとおりなら現在もなお、衣料品は生活必需品であることに変わりはないのだから、撤退はないはずだ》
莫大なマーケティングコストを投じて積み上げてきたブランド価値もまさに一夜にして失墜してしまう。
競合であるH&MやZARAが早々にロシアでの事業中止を発表したため、「チャンス」と踏んでしまったんだとしたら柳井会長も情勢を見誤ったもんである。
ユニクロでは柳井会長はまさに専制君主。
「会長、それはやめましょう」と言えるものがいなかったとすると、プーチンと似たような経営環境なのかも知れない。
ウチはワンマン社長だ、という人は避難路を確保しておきましょうね。
ユニクロの業績、1か月後、半年後、1年後そして3年後を見つめましょう。
世論の力が測れます。
「日本の世論」と「世界の世論」の違いも見ることが出来るかもしれません。
>kaobal
ユニクロの中国依存度は非常に高いですからね、日本よりも中国に視線がいってしまう。これからの中国の動き方次第でもっと難しい局面を迎えることになるかも知れませんね。