多くの企業は予算を作るでしょ。
例えば、一つの商品の販売促進のための広告、販促費用が年間いくら。
商品群全体でいくら使う見込みにしましょう、という。
1000万円をその商品の販促予算に当てた場合、4月から翌年の3月までに均等に消費していくのはなかなか難しい。
前半に使ってしまうと後半何かあった時に苦しくなるという人の心理も働くから、たいてい年度末にダブついてくる。
とは言え
「余っちゃいました」
というのは「見通しが甘く、実行力がない」と評価に響く上に、「来年度はその分を削りなさい」と予算が減る。
1000万円の販促支援で売上目標を作っていたのに来年度は700万円で同じ目標に立ち向かわなければならない試練となる。
そこで多くの部署で
「年度内に何としても使い切れ」
となる。
この予算が出てくるのが1月。
あまり差し迫ると施策を打つ時間もなくなるから2月、3月まで持ち続けるのは危険なのだ。
そして、今日、某日系クライアントから
「キャンペーンを打って3月末までに完了させたい。請求書だけ先に欲しい」
と連絡があった。
これがオイラの会社のお年玉だ。