娘や息子の通っていたインターナショナルスクールでは数学の試験では電卓の使用が前提だった。要するに「計算」は機械にやらせなさいが世の中の合意事項として成立していたわけだ。 そうすると歴史なんてのも当然そうなるな。年号覚えなんてのは試験前のお馴染みのシーンだけど、いつ、どこで、何によって、何が起こったか、なんていう史実はもはや 4289X3094 のようにキーを押すだけで答えを導き出すことでいいじゃんという合意が早晩成立するはずだ。「計算」の次に「知識」も機械にやらせればいい、となる。 そして事実よりもその人物たちのインサイトに焦点を当てたり、諸説の謎解きをしたり、とより興味深いテーマに学生たちを導くことができるかも知れない。 オイラも日本史の授業がそうであったなら、秀吉の心の内を探る授業であったなら、今頃もっと歴史が身近なものであったかも知れない。 という、とても長い長い言い訳をさせていただきました。
Author: Jun
ひと月ぶり、今日はこれから1週間マレーシア。 カンパニーセクレタリーによる会社経営上の様々な手続きが「書類にサイン」なので行かないといけない。そのために毎月飛行機に乗って、KLに住居を借りて滞在するのはいかがなものかと思うが、全てオンラインになってもう二度とマレーシアには来なくても大丈夫、となったらなったでそれは寂しい。 日曜日はJalanJalanソフトボール、今シーズンの最終戦、3位決定戦。人数ギリギリのため、またオイラは出場する。バンコクのソフトボールと違ってガチなので、守備位置にいても、バッターボックスでも緊張しっぱなしで試合が終わるとヘトヘトになる。 この試合に負けたチームが来シーズンの幹事チームとなる。絶対負けられない、と血が昇って試合中に気絶するんじゃないかと不安だ。
ここ何回か触れたAIチャットだが、冗談を言えるかとかどんな質問にどう答えるか、といった会話についてはその機能活用のごく一部で、お遊び程度なのだが、すでにビジネスシーンではどんどん活用が始まっている。 例えば人間のエンジニアが行なっているプログラミング作業を簡単な例で説明すると、 「まるばつゲームをアプリに入れてお客さんに楽しんでもらいたいから作って欲しい」 とクライアントからリクエストがあったとする。うちのプログラマなら、 「どんな感じで動くか考えてプログラミングするので3日ください」 と言うだろう。それをOpen AIに頼むと、 Python(パイソン)という新しいプログラム言語を使って数秒で書いてくれる。そもそもプログラマでもPythonを使える人はまだまだ少ないこのご時世にだ。 Webブラウザで簡単に使えるまるばつゲームをウェブサイトの基本言語であるHTMLで書けるだろうか? こちらも数秒でプログラムを書き上げてしまう。 オイラが昔JalanJalanをHTMLで作り始めた時は、1ページ作るのに数日かかったもんや(笑)。 試しに、AIが書いたHTMLコードをこの「ひと言」にコピペしてみる。 まるばつゲーム まるばつゲーム このブログページではデザインを制御する機能が反映できないので正方形になっていないが、枠の中をクリックすると順番に◯✖️で勝負ができるゲームが作られている。 その他、実際に大学の教授が学生への授業を 「このポイントとこのポイントを抑えて1時間の授業内容を作って」 と指示すると、プレゼンテーションが出来上がってくる。それをチェックして、少し調整するだけですぐに授業に使えるので、自分の研究に割ける時間が飛躍的に増えたと喜ぶ教授もいるくらいだ。 今後のAIの飛躍的な進化をどこでどう活用するかのアイディア次第で、時代に乗れるかどうかが決まってくる。
土曜日は早起きをして、6時に家を出て「線路市場」で有名なメイクローン駅を目指した。 これまで3回ほど行ったが、車で行くことが多かったので、今回は電車を乗り継いで行ってみようではないかとちょっと前から計画していたのだ。 ルートとしては、 ナナ駅まで歩き、そこからBTSスクムビット線でシーロムへ。シーロムでシーロム線に乗り換えてウォンウィアン・ヤイ駅まで。乗り換え時間を入れて自宅から約35分。 BTSウォンウィアン・ヤイ駅からウォンウィアン・ヤイの町中を15分ほど歩いて国鉄ウォンウィアン・ヤイ駅まで。ここで始発に乗り、終点の港町マハーチャイ駅まで。この乗車所要時間が1時間ちょうど。運賃は一人10バーツ。 マハーチャイ駅からマハーチャイの桟橋まで朝市を冷やかしながら歩いて約10分。そこからでターチン川の対岸まで渡し船。対岸のターチャローム桟橋まで約10分。運賃は一人3バーツ。 ターチャローム桟橋から10分ほど歩いて国鉄メイクローン線の始発バーンレーム駅まで。ここから再び電車に乗って終点メイクローン駅までが約1時間。運賃が一人10バーツ。 メイクローン駅に到着したのは午前11時10分。 電車の中は観光客ですでに満杯だったし、駅周辺も観光客でごった返していた。こんなメイクローンは初めてだ。 本当は、 こんな感じで野菜の上を通過したりするんだけど、最近はすっかり観光名所になってしまい、観光名所になってしまうと、もう地元の市場ではなくなってしまい、観光客が買える野菜や魚などの生鮮品はほとんど姿を消してしまい、そこにあるのは土産物屋や簡易カフェみたいな見慣れた光景。 今回オイラが見た野菜売りも「一応形だけ残しておけ」と言わんばかりのこのおばちゃんともう1軒くらい。 地元の独特の文化や習慣や生活が世界中から驚かれて有名になると、観光客が押し寄せてその文化や習慣は消失してしまうという哀しい典型だ。 きっと昔ほど日本からの友人にお勧めすることはもうないだろうけど、電車と船に揺られてはるばるやって来た日帰り旅はなかなか楽しかった。 こんな風に電車の通る駅のホームに腰掛けちゃうとか、 線路の上に座って記念写真撮るとか、 線路の上から電車の写真を撮るなんて、 日本じゃ金輪際許されないことだけど、この緩さが僕たちは好きなのだ。 再び、電車〜渡し船〜電車〜電車と乗り継いで地元のナナ駅に到着したのは夜の7時半ごろだった。 この交差点のあるソイ8から中に入り、いつものガーデンカフェに立ち寄ると ビールを注文。 疲れ切った全身に沁み亘って、体の中で幸せを爆発させた。
ウチは夕食が早くて5時台には食べ始める感じ。だから6時半ごろから食後の時間になり、8時台には寝室でTVを観たり、スマホをいじったりで9時台には寝ちゃうなんてことも多発してしまう。これはなんか良くないんじゃないかと言うことで、「食後活」を始めようと、一昨日はターミナル21 をブラブラしてスウェッセンズでラムレーズンワッフルなど食べて夜遊びしたのだ。 で、昨夜はターミナル21の映画館で日本映画を上映していることを知り、観に行った。食事時間が早いので19:00からの上映でも楽々間に合ってしまうのだ。 大泉洋、有村架純、目黒蓮、田中圭、柴咲コウ、伊藤沙莉らきちんと役者も揃っている「月の満ち欠け」という松竹映画だ。 でも話題性は乏しく、平日の夜の日本映画ということもあるのか、ほぼ貸切状態だった。 帰宅するとカブが狂ったように寂しがっていた。
先週末はカミさんとエラワン博物館に行ってきた。 今までは車で直接行く手段しかなかった場所だが、BTSやMRTがどんどん伸張しているので、チャイナタウンしかり、カオサン通りしかり、気軽に行ける場所が増えている。 こうしてBTS Chang Erawan(エラワン象)駅が新設されて、オイラの住むアソークからも1本、20〜30分で行けるようになったわけだ。 館内の敷地には至るとこにChang(象)がパオーンパオーン鳴いていてなかなか面白い。 3頭象の中は博物館になっていて、美しい天井のステンドグラスが有名だ。 外国人は入館料一人400バーツとけっこう高いのだが、在住者は免許証の提示などで250バーツになる。 でも我々はそれを忘れていて、ちゃんと400バーツ払った。 多く上げた分はタイの恵まれない人々のために使ってくれ。