2日目は地下鉄でSam Yotまで行き、バンコクの旧市街を散策した。 ジンバルにスマホを付けて散歩動画を撮る。観光情報もグルメ紹介もない、ただタイの街や田舎を歩く、ゆっくりと風景が流れるだけの映像にジャズやクラシックのBGMを乗せてBGVか作業用BGM動画作ってみようと思った。 旧市街を歩きながら王宮やチャオプラヤー川にもやってきた。この辺りはソンクラン時期は特に暑い。汗びっしょりになった。 初日、2日目の2日間で4万歩も歩いた。 3日はチャオプラヤー川を渡し船で渡ってバーンンカジャオに行った。バンコクとは思えない自然あふれる田園風景を自転車に乗って撮影してみた。 ジャングルのようなとんでもない田舎道を進むと、突然チャオプラヤー川を見渡せるお洒落なカフェに出た。 なんかこういうギャップがタイの面白さなんだよね。
ソンクラン初日、スクムビットでは一切水かけはやっていなかった。気持ちの半分はヤンチャな水鉄砲がオイラの土手っ腹を撃ち抜いてくると期待していたのだが、もう静かなものだった。 オイラはカミさんとバンコク市内、アーリー界隈を散策してみることにした。日本人駐在員家族などが居住する地区ではないので滅多に降りることのない駅だが、お洒落なカフェがたくさんできていると娘が教えてくれた。 娘が駅のそばにカオマンガイの4種を食べられる珍しい屋台があるというので寄ってみた。お店のお姉さんは片言の日本語が話せるようで 「よんしゅもり?」 と訊いてきた。その4種盛りを一つ注文してカミさんと分けた。 けっこう盛りも多く、スープも2人前つけてくれたので、お腹いっぱいになった。これは楽しめて美味しくて大当たりだった。また行きたい店だ。
先日カミさんが在住友だちと飲みに行った夜、オイラは一人で飲みに出かけた。 アソークにある蕎麦屋のカウンターで日本人の板さんが焼く焼き鳥でビールを飲む。 あとで注文して時間がかかるのも嫌なので、あらかじめカレー南蛮の蕎麦を頼んでおいて飲み終えたら出してもらうようタイ人の女性スタッフに伝えたつもりだった。 だけど、まだ焼き鳥一本目を食べている間に どどーんと蕎麦がカウンターに置かれた。 タイ人経営のなんちゃって日本食屋ならよくあることだけど、日本人板さんのいる日本人経営のお店でもあるんだぁ、と思ったらがっかりした。しかも楽しみにしていた明太子の天ぷらは蕎麦を食べ終わっても来ないのでお会計したら、伝票にはちゃんと入っていたし。。 コロナ禍で打撃を受けている飲食業界だから大変だろうけど、そんな中でも細かい気遣いができたら素晴らしいなと思うんだよね。
昨夜はバンコク在住日本人友達3人と飲んで帰ってきたカミさんが 「みんな今まで何度も離婚のこと考えてきて、『この歳になるともういいかぁ』の境地だよね、山森さんもそうでしょ?」 って訊くから 「私、離婚のこと一度も考えたことないよ」 って言ったら 「そんな奥さんはいない、あり得ないよ」 って全員に言われたけど、そうなの? Junは考えたことあるの? と絡んできた。 奥さん友だちと飲んでくるといつも何かしら吹き込まれて、玄関からすごい勢いで迫ってくるのでオイラは怖い。 チョコレートアイスクリームを食べ、観ていたスパイ大作戦から目を離さないまま 「ないよ」 とだけ答えた。
近所にあるショッピングモール「ターミナル21」にとんかつの和幸が開店し、けっこうタイ人のお客で賑わっている。お金持ちボンボンとその彼女といったセレブ風情のカップルが多い。 バンコクには日本の飲食店が多数進出しているし、ターミナル21の中にも吉野家、かつ屋、やよい軒、大戸屋、てん屋、ペッパーランチ、丸亀製麺、一風堂、モーモーパラダイス、CoCo壱番屋、ちゃぶ屋とんこつらぁ麺、モスバーガーなどなどタイ飯屋より和食屋の方が多いくらいで、ここにとんかつ屋が出店したことが特段ニュースにはならないんだけど、オイラにとっては「おお!」なのだ。 オイラが新卒で入社した元会社は日比谷公園前の日比谷国際ビルにあり、新人時代のランチでお世話になっていたのがビル地下にあったこのとんかつ和幸だったのだ。当時よく食べていたのがこのロースカツの定食。780円だったかな。 それから約40年、この異国の地バンコクでしかも近所のショッピングモール内で再び和幸と再会しようとは・・とちょっと感慨深かったのだ。