JalanJalanの撮ったアジア

デジタルからアナログへ

大勢にお越しいただくお通夜や告別式を開いたわけではないけれど、オンラインで友人や会社関係、また古くからの知り合いからもとても多くのメッセージをいただいて本当にありがたいことです。 普段は特にやり取りのない関係でも、こんな機会に安否や近況を報告し合うことができて、これはこれでうれしいことだよね。実際に会うことはできなくても、どこかで繋 ...

最期の言葉

火葬も終わったよ、と弟から連絡があった。 3年前に他界した母をずっと介護していたのも、その後親父の身の回り全ての介護をしていたのも弟だ。両親それぞれに栄養や好物を考えて朝昼晩の食事を作り、散歩に同行し、病院に連れて行き、武蔵野公園で梅や桜のお花見をし、たまには車で横浜中華街に連れて行ったり、箱根板橋にある別宅まで行って箱根の温泉に入れ ...
昨日午後、親父が永眠した。 1週間ほど前から自分で立って歩くこともできなくなり、寝たきり状態になっていた。食も細くなって昨日の朝は大好きなアイスクリームも食べなかったらしい。介護をしている弟が、親父がイビキをかいて寝ている間に病院に往診を依頼する電話を掛けて戻ったら、もう息をしていなかったと言う。 酒もタバコもやらず、持病もなく、毎日 ...

よくわからない黎明期

マレーシアに着任して間もない1993〜1994年頃に「インターネット」というのが世界を大きく変えるらしいという話が出始めた。その時いろいろなメディアや専門家による「インターネット」は 「世界中の人々が繋がって、何か知りたいことがあるとリアルタイムで誰かが答えてくれる」「ホームページなるものがあって本のページのように情報が閲覧できる」「パソコン ...

貫き通すこと

15年くらい前にバンコクで知り合った、何をやっているのかよくわからない日本人がいた。 知り合ったのは日本人仲間が集まるワインバーのパーティーで、少し小さめで傷だらけのギターを抱え、 「じゃ、歌おうかな」 と言って、聞いたこともないそれほど上手くもない歌を歌っていた。 その小柄な男性はのぼるちゃんと呼ばれていて、タイ語の翻訳仕事をやりながら ...

メタバースへ移転?

Meta(旧フェースブック)が展開するメタバースオフィス「Workrooms」について検討をしている。 スタッフは自分のアバターで出社し、業務や打ち合わせをアバター同士で行う。 専用のVRゴーグルなどの装着が必要だが、実際に購入してテストをしてみる。 リアルのオフィスでは会えなかったけど、タイ人もマレーシア人も国の違うスタッフ全員がメタバースオフィスで毎日一 ...

限界がなくなった

この2年の間に自室やたまにコンドのプールサイドで仕事をしてきたことを振り返ると、ネットさえ繋がれば完全に会社が回ることが実証された。そうすると、自宅に敢えて擬似オフィス空間を作り出す意味は 「追加の費用がかからないし、気を使わない環境が落ち着くから」 以外にない。 逆に言えば 「少し費用がかかってもいいので気分を変えたい」 のであればワー ...

岐路に立つ62歳

今年の7月で63歳になる。 還暦を迎えたところで完全に引退し、毎日のんびり暮らしている同期もいる。先週、心不全で急逝した同期もいる。そんな歳である。 そんなオイラに年明け早々、日本のある大手企業から声がかかった。DXが拡がるこの時代、新たに海外でデジタル事業を立ち上げたい、パートナーとして協力してもらえないかと。 自分の会社を切り盛りしながら ...

意志の強い犬

カブが朝の散歩を自己鍛錬の場にし始めた。 散歩経路の途中にある歩道橋の前で全く動かなくなるので、何がしたいのか様子を見たら歩道橋の階段の1段目に前足を乗せてしばらく上を見上げている。下ろしては乗せ、下ろしては乗せを繰り返した後で、今度は2段、3段と上っては降りてくるを繰り返すようになった。 これを1週間ほど繰り返した。 それから2段、3 ...
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