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Tag: ビジネス

一か八かで

昨日は某日系製造業の会社に「自社製品のオンライン広告についてコンペをしたい」と声がかかり、先方のオフィスまで出向いた。日系のデジタルマーケティング会社数社とすでにオンライン広告に関する企画や見積もりの話をしているらしい。 クライアントは日本人のマネージャー1人とタイ人マネージャー3人。まず先方から今回やりたいオンライン広告についてのブリーフィングがあり、その後オイラの会社の概要説明とオンライン広告についての意見を求められた。 でも、オイラは事前に「オンライン広告に頼るのはやめましょう」というストーリーを作り、のっけから彼らがやろうとしていることをひっくり返すプレゼンを始めた。 目論見は上手くいって、「他の会社はウチからの話をそのまま進めているけど、もっといい方法があるよ、と新たな提案をしてもらえたのは良かった。その方がいいと私も思ったし、その方向で社内調整します」 と前向きな見解を得ることができた。 新規のお客さんへのプレゼン作業、ワクワクドキドキして大好き。

57歳現役アスリート

朝、カズが記者会見で 「やめるという選択肢はない」 と言い切っていて、すげぇなと思う。スポーツの中でもとりわけ体力勝負のサッカーでの57歳にやめる選択肢がないってすげぇなと思う。 「1試合でも多く、1分でも長く、試合に出たい」「ベテランらしくないプレーをしたい」 20代の相手のボールを果敢に取りに行くアラ還を思い浮かべる。 オイラも昨日仕事を取りに行った打ち合わせの相手が20代の男性と女性だった。65歳のジジイを前になんとなく遠慮しているのがわかる。オイラからそういう空気が漏れ出しているんだろう。 若い頃のように目線を合わせて果敢にタックルする精神で行こうと改めて思った。

金曜日の商談

フォロワー1人増えてあと6人ですよ。ジワジワですね。 今日は新規の日系クライアントにプレゼンをしに朝8時前にバイクで自宅を出発。40分くらい走って到着し、アポの時間までそばのスタバでアイスチョコレートを飲みながらプレゼンスライドのチェック。 時間前に営業のTeeと合流し、事務所まで上がる。先方は30代前半の若手日本人男性2名と20代のタイ人男性スタッフ1名。じじいはオイラだけだったけど、とても和気藹々に商談は進み、上手く行った。 週の終わりに新規の商談が上手くいくほど嬉しいことはない。そして、今日はカミさんの誕生日なので、晩飯を食いに行こうと思います。

外注か、社員か。

けっこう長い期間、日本の大手企業のオンラインのデータ収集、可視化、分析、活用といった一連の業務に従事していたので、娘と息子はデータ運用の領域で高い専門性を持つようになった。 今日もある日系企業にデータ分析のコンサルをしていたところ 「この業務をウチのスタッフにやらせたいのでマニュアルや資料をもらうわけにはいきませんか?」 と言われたらしい。 「申し訳ありませんが無償でお渡しするのは難しいです」 と対応したらしいが、いまだに日本の企業は「目に見えないものはタダ」という意識から抜け出せないのだろうか。 そのノウハウもいくつもの案件を通して失敗したり苦しんだりの経験を積みながら習得した技術だから、 「やり方教えてもらえれば自分の家は自分で建てます」 と言っているようなもので、そう簡単な話ではないのだ。 実際、ある日本の企業がその役割を自社社員にやらせていたところ、突然その社員が転職し、データが全く取得できなくなって困っているという惨事を聞いている。 「専門的な業務は外注する」というのはリスクヘッジの視点からも大切な経営判断だと思っている。

やる気とルックスは違う?

先週お会いした日系企業の方から今後に繋がる仕事の話をした後で、 「ところで山森さんのライフプランはどうなってますか?」 と聞かれた。オイラは思ってるまま正直に 「まだ道半ばなので、これからもずっとアジアで仕事続けますよ」 と答えたら 「ああ、そうですか、それは良かった。せっかく一緒に仕事していきましょうという話をして『いや、もうすぐ引退したいので』って言われたら困っちゃいますからね」 と言われた。 もう見るからにすぐ引退しそうな年寄りに見えたのかな・・・ とちょっと凹んだ。

20年ぶりの名刺

最近は名刺のやり取りも減ったし、貰ってもアプリでデータ管理するようになってるけど、紙の名刺はどのくらい保管してる? 今週某日系商社の方々と新しい仕事の組み方について打ち合わせをすることになり、その方々と初めて面会することになったんだけど、実はその会社のタイ法人とは今から20年前に共同事業をしていた過去がある。その経緯を説明するにはその頃仕事をした名刺を見せるのがいいなと思って引き出しや棚をひっくり返しながら探したら出てきたんだよね。その頃の先方チーム約10名の名刺が。 今回の打ち合わせの前に、その名刺をミーティングテーブルの上に並べたら 「おおおおー」「えーー、こんな人もー?」 と大盛り上がりし「初めまして」の緊張感が一気にほぐれ、めちゃくちゃ和気藹々に仕事の話が進展した。実際にその名刺の方々のうち3名は今回来訪されたメンバーと隣の席でまだ一緒に仕事をしているらしく本当に「ご縁」は身を助けるのだ。 何があるかわからないからね、「もう2度と会わねぇだろう」と思う人の名刺でも取っておいた方がいいよ(笑)。

マイペンライの恵み

昨日オフィスに向かうためバイクでスクムビットの交差点を曲がろうとしていたら、同じく曲がろうしてしていた後ろのメルセデスに追突されて交差点の中で吹っ飛んだ。幸い怪我もなく、倒されたバイクのミラーの角度が変わったくらいで済んだ。メルセデスからは狼狽えた爺さんが出てきて声をかけられたが 「マイペンライ」 と言ってバイクを起こして会社に向かった。 途中でオフィスのあるビルの隣にあるローソンに寄り、夕食後のデザート用にみたらし団子とあんこの団子を買おうとレジに持って行くと、レジのスタッフが手を滑らせてみたらし団子を床に落とした。すまなそうな顔で新しいみたらし団子を取りに行こうとしたので 「マイペンライ」 と言って落ちたみたらし団子をそのまま受け取って出た。 しばらくしてオフィスに来訪した新規日系企業との商談は和気藹々のうちに大変上手くいった。 菩薩の心で許したオコナイを天が見ていてくれたのだろうか。

日系製造業

バンコク市内から車で1時間半ほどに位置する工業団地にある日系製造会社に打ち合わせに来た。 この工業団地をぐるぐる回っていると、こんなにも日系の工場がタイに進出しているんだと実感する。最終完成品を製造するセットメーカー以外に夥しい数の部品メーカーが軒を連ねている。オイラが監督をするソフトボールチーム「おぼんこぼん」のメンバーもほぼ全員が部品メーカーの社員なので、ここには大勢の日本人駐在員が働いているんだろう。 工場ゲートの見て走りながら思うのは、 「製造業の会社のロゴマークってどうしてこんなに(後略)」 理由をAIに聞いてみたら(なんでも訊くw) 「製造業の会社は製品や技術に注力していることが多いため、デザインやブランディングにあまりリソースを注いでいない。ただし、近年では製造業もデザインやブランディングの重要性に気づきつつある」 となんだかいろいろ配慮のある回答が来た。

人事異動の季節

大きい会社と取引してると、3月にほとんどの仕事や決済が止まるの知ってる? 人事異動があって、自分が今の部署にいるのか、他部署に異動になるかわからない。このプロジェクトの責任者が引き続きこのプロジェクトを管轄するのか、離れるのかわからない。 こういう状況で、ハンコやサインをしてしまうと、 「異動になってもその責任を背負わなかればならない」「今頑張って動いてもその努力が報われない。他の人がただ乗りすることになる」 というサラリーマン心理が働いて、みなお互いを見ながら総すくみ状態になる。 で、この人たちはそれでいいのかも知れないけれど、ウチのような小さな下請け業社は、この煽りをまともに喰らい、決済が降りない、承認が降りない、仕事が進まない、と時間を浪費することになる。 春と秋に人事異動があるとすると、1年を10ヶ月で経営するなんてほんともったいないと思う。

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