会社立ち上げてから22年、幸運なことにほとんどのクライアントご担当者はいい方ばかりで楽しく仕事をさせていただ ける幸せを享受している。 それでも5年に1人くらいは、スタッフが病んでしまうような難しい相手が出現する。今もクライアント側に1人、ちょっとそういう人がいて対応に時間がかかっている。ここ数日の相手からのメールの内容が特にひどかったので、ここはしっかり反論しておこうと返信メールを作成した。かなり「ケツをまくった」過激な内容で(笑)。 完成して何度か読み返したら気持ちがスッとして、そのメールは送信しないことにした。でもこの2〜3日のモヤモヤ、ムカつきがすっかり晴れてしまった。 ちょっと許せないな、と思ったら真剣にムカつきながら返信文を作成してみる。そして送信しない。諍いを起こさず解決する。
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昨日と今日は先週のウェビナーに参加してくれた新規のお客様と初めての顔合わせ。打ち合わせに臨むにあたって、その会社やその会社の競合会社の状況を調べ、どういう課題がありそうで、どんな改善施策が考えられるかまでをできる限りまとめてしまう。 我々の競合でもあるシステム系やソフトウェア関連のベンダーだと 「まずお客様のご要望を聞く」 から始まる。 「何がしたいんですか?」「どうしたいんですか?」 を言ってくれればその要件通りのシステムやソフトウェアを作ります、というのが基本的なスタンスだからだ。 しかし、アジアのクライアントは日本のクライアントほど甘くはない。 「そんなことがわかったら始めてるよ」 「何をどうしたいかなんてわからないよ」 「とにかくこういう課題を持ってるんだよ。どう解決するか考えてくれよ」 がクライアント側のスタンスなので、 「いや、でも何をどう作って欲しいのか、細かく要望をくれないと何も作れませんから」 と反論してしまう一般のシステム会社、ソフトウェア会社では会話が成立しない。 だからオイラの会社では、まずこちらでできる限りの勉強をして 「こういうところが課題で、競合はこうしているので、こうしたらどうでしょう?」 と提案をぶつけてくスタイルを貫いてきた。そう言った調査や提案を元に、すぐに信頼を勝ち取って話が展開していくケースが多いし、仮にその提案が少しずれていてもそこから修正していく作業は、ゼロから聞き出していくより余程効率的だからだ。 さて、今日の新規のお客様、上手くいきますように。
水曜日にウェビナーが終わって昨日木曜日にはお客様候補との商談が2件いただけました。テレアポで200件アプローチしても1件も取れないことを考えると ウェブサイト + ウェビナー + オンライン広告 という手法は本当に実効性のある営業手法だと身を以て体験できる。 今週は1週間立て込んでいてなかなかしんどい週だったけど金曜日になった。明日はまた「スケボーパークに連れてって」と言う6歳児がいるし、日曜日はソフトボールだし、あまりのんびりはできないけれど来週は11月に突入する。まだまだあと2ヶ月、スピードを緩めずに走り抜くぞ。 さて、Facebookが社名を「メタ」に変更するとマークザッカーバーグが発表した。これはFBからの広告収入というビジネスモデルからの進化を図ったものだ。目指すは 「メタバース」 の覇者。メタバースは「ゴーグル型の「仮想現実」端末などを使って、仮想空間を自由に楽しむ世界」のことだ。小説や映画では良く取り上げられるし、過去にも自分の分身(アバター)を使った仮想現実世界の「セカンドライフ」が流行ったが、定着はしなかった。 しかし、このコロナによって誰にでも現実と仮想の両立を意識することができるようになった。本格的なメタバースの到来には5〜10年、と言われている。いよいよ現実と仮想の垣根がよくわからない時代がやってくる。
今日は日本の提携会社の役員会に出席して今年のビジネス総括や2022年への展望、戦略について話し合った。日本の会社の社長の話では、リモートで仕事をするのが当たり前になってくると、そういう環境でどうビジネスを作っていくかの意識を持っていないと人材獲得もできないと言う。 「今日、雨降ってるんで会社行きません」 という令和の社員に昭和・平成の社員は「なんじゃそりゃ」と嘆いているだけではダメなのだ。 彼らからすると転職は「zoomのアクセス先が変わるだけ」であって、「電車に乗って出社しなさい」なんて時代遅れの規則があるなら「辞めるだけ」なのだそうだ。 オフィス街のシンボル「丸の内」ではだいぶオフィスに人が戻ってきているらしい。大手企業の場合は「丸の内のオフィスに出社」することそのものがブランドだかららしい。 会社の在りよう、人々の働き方がどんどん多様化し、「常識」がなくなっていく。 月末にはTOPPANとオイラの会社の共催でウェビナーを開く。TOPPANの講演テーマは「ウィズコロナに成果を出すオフィス空間」だ。新しいオフィスと働き方を提案するらしい。 ちょっと楽しみ。
今日はね、半年ぶりくらいにオフィスに行く。出社なのに外出することにちょっとワクワクする(笑)。 今月末にオンラインセミナーを開くので、システムの確認を兼ねてチームメンバーとリハーサル。テーマは、「ウィズコロナに成果を出すオフィス空間と営業手法最新事例」 スクムビットの街もだいぶ活気が戻ってきて、開いている店も7〜8割程度になった。 ただ、コロナ前と比べてホームレスと物乞いがとても増えた。銀行など大きめの建物の軒先やバス停などでは複数のホームレスが寝床を作っている。ホームレスにはけっこう若い女性や子連れのお母さんもいて、コロナ禍の厳しさが伺えて胸が痛む。日本には生活保護などのセイフティネットもあるけど、こういう光景を見ると途上国の政府はまだまだ無力なんだと思い知る。 コロナは無くならないんだろう。インフルエンザのように常にそばにあって、「今はコロナXX型」といった流行に気を付けながら一緒に暮らしていくんだ。だけど、ワクチンと治療薬があればもう命に関わる病気ではなくなる。 「ごめん、ちょっとコロナみたいで明日ちょっと飲み会行けねーわ」「なんだよ、気をつけろよ。ま、じゃ、お大事に」 みたいな会話が巷で聞かれるようになるんだろう。
2度目の完全在宅ワークになって半年が経とうとしている。「会社」という形式が発明されて以来、会社の従業員がこれほどの期間自宅で仕事をするのも人類史上初のことだろう。 でもこうして仕事をしていると次第に「会社とは何だろう?」という疑問がわいてくる。もし会社が生まれた当初から「インターネット」があって「zoom」があって自宅で仕事をしている同士が繋がりながらビジネスを始めたとしたら、「オフィス」という発想が出てきただろうか? 「集まって顔見て打ち合わせしようか」 となっても、そのために家賃という固定費を支払ってスペースを確保しようなんて考えないだろう。さらに社員全員の交通費まで支払って毎日同じ時間に一緒に顔見ながら働こうなんて思いつかないだろう。一時的にスペースを利用できるレンタルスペースがあれば十分だし、明確なメリットが見えない限り新たな多額の固定費投資をする経営者などいないからね。 産業革命で機械を使った大量生産ができるようになって工場ができ、それを販売する事務所ができ、ビルが建ち並ぶ現代の世界の風景を作り出した。これがちょっと逆になっていたら、世界の風景は全く違うものになっていたかも知れないと想像すると面白い。