今月頭、息子が日本に帰国する前の最後の週末に、彼らが子供の頃から撮り溜めた写真をスライドで上映した。 マレーシアのランカウイ島やモルディブ、オーストラリアのダーウィン、パース、ギリシャやデンマークやスウェーデン、カナダのトロントやバンクーバーなど、マレーシアという地理的優位さや海外駐在員という身分を利用してずいぶん豪勢に旅行していたもんだなと思う。 当時は日本の給与はそのまま日本の口座に振り込まれ、その上でそれ以上の海外勤務手当というのをもらう時代だったから海外駐在員はそれなりに生活が楽だったと思うが、今はそんなこともないらしい。 写真のスライドの箱の隅から子供たちの2歳の時の声、とか4歳の時の声、とか古いカセットテープが出てきたが、もはや我が家にはカセットプレイヤーがない。 そのためにプレイヤーを買いに行くのも面倒だし、どこかに落ちてないかな(笑)。
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日本はお盆休みなのに台風で帰省もできないとずっとニュースでやっている。せっかくコロナも明けたのに旅行業界も本当に運が上向かないね。我が家は2年前に今のコンドに入居した時からコンドが契約しているNHKワールドプレミアムと日本の実家に設置したシリングボックスという機械を使って日本のテレビ番組を観ていた。観ていた、と言ってもNHKのニュースと朝ドラぐらいなもので、シリングボックスはオリンピックやワールドカップなどのイベント用に使っていたに過ぎない。 昨年11月にシリングボックスがサービス停止になり、民放は観られなくなった。それでもNHKだけ観られれば困らないので、シリングボックスの代替はせずに過ごしてきた。 先週、NHKが観られなくなった。 コンドの事務所に確認したら、ずいぶん前にコンドは衛星放送の契約を打ち切っており、今まで観られたのが不思議、と言われた。各ユニットとも独自に契約をしてテレビを観ていると言う。 特に観たいテレビ番組があるわけでもないが、息子や娘家族が帰国すると日本で起こっているニュースが気になるし、お盆に台風で移動が制限されている、というニュースが入れば安否を気遣うこともできる。 そこで、昨日新たに日本の番組が観られるサービスと契約し、機械を設置してもらった。 地方局やBSやCSを含めると70チャンネルもある。 一応、全部観てみたが、存在意義のわからないチャンネルがたくさんある(笑)。たぶんNHKニュースと朝ドラしか観ないから、69チャンネル分がもったいないなーと思ってる。
息子は同居2日目。早速、喧嘩勃発しながらも何とかとりあえずやってる、とメッセージが来た。 昨日は、息子が買ってきたマクドナルドを彼女も食べたらしく、 「実家にいたこの数年では考えられなかったこと」 ということで、彼女もお母さんも涙を流して感動したらしい。こりゃあ、この先も大変だけど、こうして一歩一歩変化が現れ、できることが増えていくのであれば息子が帰国した意義もあるというものだろう。 「お告げ」のせいで息子の部屋にはエアコンどころかまだ電球も付いてないのだが、まずは生活環境を整えるところからだと二人の目標は一致しているらしい。 がんばれ、二人。
習慣になっているからか、食材を買うときについ息子の分も考えたりしてしまう。昨日も歯医者の帰りにカスタード中村という人気パン屋の前を通ったので、生クリームあんぱんやメンチカツパンを買おうと入店したが、息子の分もトレイに置きそうになった。カミさんもMACROなどで週末の買い出しする時は娘家族用に少し多めにカートに入れたりするが、それも来年になれば不要になる。 山森家は昔から基本「家族離散」の一家だったけど、この5年くらいは天の計らいか、家族一緒に暮らすことができて幸せだった。 そしてまた元の生活に戻っていくみたいな。 今夜はみんなで餃子パーティーらしい。子供が叫び、跳び、犬が走り回る。その喧騒をあえて抱きしめる。
先週土曜日の早朝に遥はスワンナプーム空港から成田に飛び、無事に帰国した。 彼の飼い猫「モチ」は検疫手続の関係で3ヶ月遅れての帰国になる。あんなに飄々としていたモチだが主人がいないという異変に気づき、深夜になるとミャアミャアと泣き続ける。 なんかとてもかわいそう。でも毎晩、夜中にミャアミャアは寝不足必至。
オイラのコンドから徒歩1分くらいの並びにカフェがあって、2、3日に1回程度の割合で食後に カミさん用 ミックスベリーヨーグルトスムージーオイラ用 ストロベリーヨーグルトスムージー を買いに行っていた。 で、今日はカミさんが明日タイを離れる息子のために「日本に帰ったらもうしばらく食べられないだろう」とドリアンを買い込んできた。カミさん自身もドリアンが大好物なので、食後にそれを食べることもあり、 「今日は私はミックスベリーヨーグルトスムージーは要らないわ」 ということで、ストロベリーヨーグルトスムージー1つだけを買いに行った。 ところが、店の外を歩いてきたオイラを見た店員たちが 「あ、またあのハゲの二つ買いだ」 と解釈して、オイラが入店する前から作り始め、会計をしていた。 入店したオイラにみんなでニコニコしながらタブレットの伝票を見せる。 オイラは「今日は1つなんだよ」ととても言い出せなくなって、 カミさん用 ミックスベリーヨーグルトスムージーオイラ用 ストロベリーヨーグルトスムージー を買って帰った。
小学3年生のハルはクラスに「両想い」(懐かしい響きw 今でもこの言葉使うんだな)の彼女がいる。その子が両親の帰任で日本へ戻るらしく、お別れ前のやり取りが続いている。それが彼らの時代になると、 手紙LINE(母親のアカウント)ボイスメッセージ などで、遠距離になってもLINEで繋がるから、とか話してる(笑)。 今朝、ハルと散歩しながら 「あれ?そう言えば、ハルはそらちゃん以外に彼女いなかったっけ?」 「ああ、まなちゃん?うん、そうだよ」 「え?二人もいるの?」 「ううん、もっといるよ、リンちゃんとユキちゃんとか」 8歳児が四股なの? 「じゃあ、他にもハルのこと密かに好きな子もいるかもね」 「きっといないよ、ぼくデブだから」 「そうなの?」 「うん、そらちゃんは、ぼくがデブなのも好きなんだって」 なるほど、小学生の頃から好みは多様化するわけだな。
息子の遥が8月5日に、5年間のタイ在住生活を終えて日本に移住することになった。 日本にいる彼女が長く患う強迫性障害の病状が深刻化する中で、同居しながらサポートしていく方法を選んだ。強迫性障害の中でも重い症状を持つ彼女は、「縁起」系の指示に背くことができず、今では口にできる食材もほとんどなく、生死に関わる状態に陥りつつあるのだ。「近親者以外とは接触を持ってはならない」というお告げが出て、電話はおろか、LINEのやり取りすら半年できずに落ち込む息子を見てきた。 この世から「縁起」「占い」「風水」などの類いは全て消滅してしまえばいいのに。 全てはインチキなのだから。 息子が決断した道も茨の道だ。重い強迫性障害を持つ彼女と二人だけで相模原市という未知の土地で新しい生活を始める。(この場所も、物件も、腹立たしいことに風水師のお告げからだ) とにかく無事に健康で、幸せになることを祈ることしかできない。