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Tag: バンコク生活

いよいよ日本から

昨年の初頭にコロナ突入して以来初めて、日本から友人のIT社長が旅行でバンコクにやってくる。 タイは隔離を一晩だけに緩和したため、短期滞在の旅行者でも入って来られるようになったのだ。その一方で日本が急遽海外からの帰国者の自主隔離期間の短縮措置を撤廃したので、彼は日本帰国時の方が面倒なことになってしまった。とは言え、彼の会社は「オフィスレス」を打ち出し、すでに物理的なオフィスを無くしてしまっているので、自宅での自主隔離は彼にとっては日常そのものなんだけどね。 来週は彼とウチらのスタッフとの会食をしたり、週末は先日ロケハンに行ったチャイナタウン裏通りのフォトジェニックな界隈を撮影散策に行く予定。 会う人が本当に限られた約2年間だから、日本からの来訪者はうれしい。

正体不明の新人

日本政府は今日から全世界を対象に外国人の入国を当面1ヶ月間禁止する。アフリカで発見された変異株オミクロンが再び世界的な脅威になっている状況で菅前首相の後手後手批判を教訓に一気に先手を打ったとネット上では高評価だ。 オイラも昨日Youtubeで会見動画を観たが、コメント欄は岸田首相称賛の嵐だった。 今日本は世界のトレンドに比べると「コロナゼロ」と言ってもいいような優秀な状況だし、それを踏まえた経済活動の再開が始まったばかり。ここでオミクロン株などという新人に再び掻き回されたくないと誰もが思うだろう。 このオミクロン(タイではミロをマイロと発音するようにオマイクロンと呼ぶ)株は、まだその正体がよくわかってない。発見した南アの医師は 「喉の痛みが特徴だが比較的軽症で済む」 とインタビューに答えている。感染力がどれだけ高くてもワクチンが効いて軽症で済むのであれば「風邪の一種」ということで脅威にはならない。早くその正体が明らかになって欲しい。 ただ、オミクロン株が小者だったとしても、こうして後から後から新たな刺客が登場するのであればこのコロナ一族と人類の戦いはまだしばらく続くんだろう。 来年オイラは一時帰国できるんだろうか。。。

ワインの夕べ

ワインインポーターからイタリアンのペアリングディナー(料理とワインの組み合わせを楽しむディナー)の招待があったので、昨夜カミさんと出かけた。 お店はイタリア人シェフとスタッフがやっているCICCIOというレストラン。ワインの卸もしていてワインの価格が他のイタリアンレストランに比べると安いので前に一度来たことがあった。 申し込んでいたのは6テーブル。全員日本人の家族連れ、友人連れやカップルだった。 ワインは料理に合わせて白2杯、赤2杯と4グラス出てきたが、オイラがそんなに飲めるはずもなく、また一皿一皿のボリュームが多く(写真のシーバスは1人前)、メインの前にすでにオイラは満腹になってしまった。 メインよりもデザートのティラミスとトルタカプレーゼを全部食べるのが「バンコク酒豪の会会長」の使命なのでメインのローストチキンはほんの一口食べただけでお持ち帰りにしてもらった。 お酒をたくさん飲むときはそばにヨギボーがないとやだな、と思う会長である。

少しずつ戻る街

すぐ近所にあるタイ産コーヒーを飲ませるカフェはコロナの非常事態宣言に翻弄されて開けたり閉めたりしていたが、前回の宣言で「もうしばらく開けない」と長期休業に入っていた。 カブの散歩で前を通るたびに残念な思いをしていたが、こんな立て看板がでた。 12月1日。来週からオープンだ。 タイはまだ1日4〜5000人の新規感染者が報告されているが、それでもワクチン接種が広がっていることもあり少しずつ活気が戻りつつあるのはとてもうれしい。 そんなことを思いながら川沿いの遊歩道に入ろうとしたら、カブが動かなくなった。リードを引っ張っても足を踏ん張って動かない。この遊歩道に入ると柵があって安全なこともあり、時々リードを離して歩かせたりしていたのだが、どうも 「ここは自分で歩くからリードを離して」 と言っているようだ。リードを離した途端にスタスタと歩き始めた。 とにかくこだわりがあって、主張があってヤンチャなヤツ。

チャイナタウン散策

土曜日、久しぶりにチャイナタウン散策に出かけた。最近までバンコクのチャイナタウンは公共交通機関がなく、なかなか行きにくい場所だったが、地下鉄が開通し、最寄りの駅から乗り換えもなく7駅で行けるようになった。 今回はチャイナタウンの裏通りをテクテクと散策していく。 小さな町工場が軒を連ねていて、店先には車やバイクの部品がネジの一つまで細かく分類されて積み上げられていた。 こんな工場通りをさらに奥に入っていくと、ちょっと壁に落書きのような絵があった。 扉の内側には鉄くずが山積みされている。この中へ入ってみると、 こんな感じ。写真右手の明るくなったところが入ってきた入り口だ。そこから今にも折れそうな細い木の橋を伝ってさらに中に入ると階段がある。この階段を上ってみると、 こんなお洒落なコーヒー専門店がある。中は広く、チャオプラヤ川の見渡せる窓際や、グループで使えるような大きなテーブルのある小部屋もあったりして居心地がいい。そして何よりコーヒーが旨い。オイラはアイスラテを注文したが、とても風味やコクがあって美味しかった。 帰りは大通りを通って小さな中華料理屋でエビ焼きそばを食べた。 これがまた激しく美味くて落涙を阻みようがなかった。夜のつまみに海老のすり身のフライや小籠包、あん饅を買って帰った。こんなに簡単に中華食べ歩きができるならまた遊びに来よう。

アンガーコントロール

会社立ち上げてから22年、幸運なことにほとんどのクライアントご担当者はいい方ばかりで楽しく仕事をさせていただ ける幸せを享受している。 それでも5年に1人くらいは、スタッフが病んでしまうような難しい相手が出現する。今もクライアント側に1人、ちょっとそういう人がいて対応に時間がかかっている。ここ数日の相手からのメールの内容が特にひどかったので、ここはしっかり反論しておこうと返信メールを作成した。かなり「ケツをまくった」過激な内容で(笑)。 完成して何度か読み返したら気持ちがスッとして、そのメールは送信しないことにした。でもこの2〜3日のモヤモヤ、ムカつきがすっかり晴れてしまった。 ちょっと許せないな、と思ったら真剣にムカつきながら返信文を作成してみる。そして送信しない。諍いを起こさず解決する。

奇妙なドーナッツ

コロナで打撃を受けた飲食店。力尽きたところと、今こそ新規出店のチャンスと余力のあるところ。路面店もショッピングセンター内も多くの入れ替わりが起こっている。 カミさんが近所のショッピングセンター、ターミナル21の地下食品フロアで買い物をしていたら、また新しいドーナツ屋を発見した。 「パンパン」 という日本語で「日本のドーナツ」と打ち出している。 しかし、 日本ではみたこともないような奇天烈なドーナツラインアップ。 「タコヤギ」 ってなにw ちょうどそこにフランス人夫婦が立ち寄って興味深そうに選び出したらしい。 「Japanese Donuts?」 「Yes!Japanese Donuts!」 と答える店員。 カミさんは 「違う!それはJapanese Donutsじゃないの!」 って叫び出しそうになるのを抑えて帰って来たと言う。

「運」で生きるタイ

タイには「90日レポート」という謎のルールがあって、在住外国人はあまねく在住期間90日ごとにイミグレにどこで何をしているかの申告をしなければならない。オイラはマレーシアや日本など海外出張が頻繁だったので90日間連続でタイにいることはほとんどなく、90日レポートをする必要はなかったが、コロナで海外渡航ができなくなった昨年3月からはこの90日レポートを行なっている。 最近ではオンラインで90日レポートの申請、承認が行われるようになったのだが、実際にオンラインで成功する人と失敗する人、結果にばらつきが出ている実態がある。 ウチの家族や日本人スタッフは、会社で契約しているエージェントが代行しているので、イミグレで半日潰されるということもなく、パスポートを渡すだけの手間で済んでいるが、それでも前回はカミさんだけオンライン申請が失敗したとエージェントから連絡があり、改めてオフラインでの書類提出になった。 オンラインとは言え、役所の事務なのだから成功する人と失敗する人が出るのはおかしい。そう思っていたらカミさんのツイッターにタイ在住者のこんなツイートが流れてきた。 これは日本ならマスコミ総出の炎上案件(笑)。

敗に因りて成と為す

週末、カミさんが珍しく友だちとランチからお茶をしてくると外出したので、晩飯料理に挑戦してみた。 サーモンを買ってきて、その上にかぼちゃサラダを乗せ、その上にパン粉とパルメジャーノチーズをかぶせて、オーブンで焼いてみた。 もう一品は、細切れ牛肉にえのき、舞茸、しめじ、エリンギをほぐしたものに、トマト缶を和えてチンしたもの。 サーモンの方は、かぼちゃが甘みを出して大変好評だったが、ビーフきのこトマトの方は牛肉が生煮えで失敗。一旦全部鍋に戻されるという残念な結果になってしまった。 ビーフきのこトマトの方は、カミさんがハヤシライスに作り変えてくれた。 きのこたっぷりのグレイビーはトマトの酸味が増して、激しく美味しいハヤシライスに生まれ変わった。推しのファングループにいる香川のおじさんが 「因敗為成」(敗に因りて成と為す) という四字熟語を教えてくれた。

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