イスラムの教え

昨日は久々にシャーアラムのブルーモスクに行ってきた。 ほとんど観光客も地元の人もいなかったが、1組だけ日本人の若いグループがガイドの説明を聞いていた。昔は割に自由に中を動き回れたけど、今はガイド(無料だけど)が一緒じゃないと礼拝堂などには入れない。 ここで「イスラム教とは」をけっこう時間をかけて講習受けさせられる。 聞いていてちょっと笑いそうになったのは、説明しながらちょくちょく「キリスト教より上だ」という例えを入れてくるところ。例えば 「イスラム教の聖典コーランはたった一つしかない。いろんな編集をいろんな人に加えられて何版も出版されているキリスト教の聖書とはワケが違う。ちゃんとしているから一つでいいのだ」 「キリスト教の聖書は、全部集められて海に捨てられたら、火で焼かれたら、もうなくなっちゃうんだけど、コーランは多くのムスリムの記憶に一語一句違わず完全に残っている。一つしかないからそれができるんだ。だから世界中のコーランを焼き払われてもイスラム教は消えないんだ」 「イスラム教は偶像崇拝を禁止している。キリスト教みたいにんキリストの絵や十字架などを拝んではいけない。だって十字架は神様じゃないでしょ? 神様じゃないものを崇拝しちゃいけないんだよ」 イスラム教とキリスト教は根の深いところで対立し続けているということをモスクの礼拝堂で実感する。 また日本人のことについても 「イスラム教で最大の罪は自殺だ。自殺はどんな事情があろうとも許されない。情状酌量されない。だから自殺したものは地獄に落ちる。あなた方日本人は自殺に寛容だから日本ではいつまでも自殺が多い。我々は自殺はいけないことだからしない。そして苦しむ人を救うのだ」 自殺に寛容なのかどうかはわからないけれど、でも確かに多いよね、日本は。