タイには大手キャリアとしてAIS、Dtac、Trueの3社があるわけですよ。
で、オイラは今から20年くらい前、タイでキャリア選択をする時にスタッフの1人が
「Dtacで新規契約プロモやってますよ」
という勧めがあり、Dtacにした。
以来、家族はみんなDtacなんだけど、このところどうもネットが遅いので会社の連中に
「最近、Dtac遅いんだけど、どうなの?」
って尋ねたら
「Dtacなんて使ってる人いませんよ」
「Dtacはクソですよ」
と散々の言葉。
確かに最大手のAISはすでに5Gサービスを始めているが、Dtacはまだ始まっていない。
切り替えを視野に近所のSCへ出かけてみる。
ここにはDtac、AIS、Trueが店舗を並べているので比較や切り替えがしやすい。
店構えだけ見てもAISはDtacの3倍ほどあり、客がたくさんいる。
一方のDtacはタイ人のおねえちゃんを連れた沈没不良白人がプリペイドからポストペイドへの切り替え相談をしているだけでスタッフもボケっとしている。
まずDtacで現状確認や代替えパッケージなどの情報を得る。
すぐ隣のAISでパッケージの情報を得る。
AISの方が安いし、Dtacからの乗り換えの場合、データ通信上限なしの最上位パッケージを1年間破格(月額449バーツ=1,500円)で提供し、さらに値引きするというオファーがあった。2年目は改めパッケージプロモを確認してまた選べばよいと言う。
オイラの契約は会社でしているので書類を揃えないといけないが、カミさんのはすぐに乗り換えることにした。
また隣のDtacに戻り、解約したい旨を告げるとあからさまに憂鬱そうな顔になり態度も横柄になった。きっとうんざりしているんだろう。
解約手続きが完了し、PINをSMSで受け取るとそれを持ってまた隣のAISへ。
こっちはもうニッコニコである。
15分ほどで全ての手続きが完了し、カミさんのスマホは2日後からAISに切り替わることになった。
帰りがけにカミさんが
「ちょっとDtacがかわいそうだね」
と言った。
通信サービスって差異を出すのが難しいのでブランドイメージで引き寄せるために広告費をたくさん使う。年間なん百億という広告費を利用料に還元できればよいんだろうけど、消費者は「三太郎が好き」「白戸家に愛着が」となるからこれも難しいね。