ハゲたちがタイを離れてからもう3週間ほどになるのに、カブはいまだに彼らのコンドの前で座り込み、オイラが体を抱き抱えようとすると「グルルル」と唸る。
こいつ、何考えてるのかわからないマイペースな犬だけど、意外に情に厚いやつだなんだな、とカミさんと話す。
動かないので「グルルル」言うカブを無理やりバギーに乗せ、帰る。
ウチの前の道でバギーから降ろし、再び歩かせると、今度はビルの工事現場の前で座り込む。
これはいつもの「もう歩きたくないからバギーに乗せてくれ」の合図だと思い、体を抱き抱えようとすると体を固くして「グルルル」と唸った。
工事現場に何の情を感じているんだ。
やっぱりこいつは何を考えているのかわからないマイペース犬なんだ。